※この記事は前編(リンク:旅ナンパ九州編11日目帰途<広島県>1/5)があり、その続きとなります。
前回のハイライト
早朝の下関市(山口県)を発ち、昼 スト するために広島市に向かう錬。その途中、偶然通りかかった「宮島」に興味を抱き、急遽観光を開始する。
とはいえナンパも抜かりなく。行きのフェリーでバイト先に向かう JD からLINEをゲットすると、下船後もしばらく 並行トーク 。 アポ 打診前に 放流 となるも和みは十分だったので、LINEさえ送ればバイト後にでもアポれそうだった。広島市に到着後、 即 までの計画を企て、いざ打診。しかし、返ってきたのは体の良い断り文句だった。
ノー グダ の 番ゲ に慢心し、その場で打診しなかったことが 案件 の気変わりを生んだ―――。繁華街の中心で、伸びきった自分の影に目を落とし、戻れぬ if を悔やむ錬。
では、現在の if はどう続く?それを見届けるため、錬は夜のストリートを歩き出した。
スポンサーリンク
18:00。スト場所となる「本通」はアーケード商店街で、雨風を凌げ、また、天井が高く道幅が広いので伸び伸びとストができる。この感覚は、似た構造を持つ熊本の「下通」を彷彿とさせた(リンク:旅ナンパ九州編7日目<熊本県1>) (リンク:旅ナンパ九州編8日目<熊本県2>)。
本通り沿いに拠点を置き、軽く腹ごしらえ(600円)してからスト開始。
辺り一帯をひと回りした限りでは、本通さえ往復していれば案件の数に困ることはなく、また、 連れ出し 先(飲食店)や 搬送 先(LH)にも困らなそうだった。唯一注意点を挙げるなら、本通沿いには飲食店(特に居酒屋)が少ないこと。スマートに連れ出したいのなら 声かけ の場所次第で連れ出し先を変える必要があった。
本通を往復しながら、案件を探す。
すると、数メートル横でOLとすれ違う。細身で長身、長い黒髪のポニーテール。制服姿という社会的な装いながらも、整った横顔とうなじが彼女の性的魅力を浮き立たせていた。
石畳に踵を鳴らしながら俯き加減で歩く案件。左右に揺れる尻尾が妙に艶っぽく、気づけば私は、紙人形の支柱をクルッと捻るが如くUターンし、その横顔に話しかけていた。
※以下、音声の私の発言部分を書き下ろし。私がどういう意図で発言しているのか、反省も兼ねて振り返ります。
声かけから。
「こんにちは。”横顔” が “タイプ” やなと思って、思いきって声かけてみたんですけど。」
まず、話しかけた理由を伝える。 私は、直感的に惹かれたところを相手に伝えるようにしている。その方が気持ちがこもるし、好意の伝達なので反感も持たれにくい。
しかし、ありきたりな伝え方ではなかなか良い反応は取れません。なので、顔の造形を褒めるにしても”横顔”だとか、相手にとって意外なチャームポイントや、実は内心アピールしたいと思っているポイントを選んで話しかけています(今回の場合、ポニーテールにするくらいなので案件自身横顔に自信はあったと思います)。
また、相手の身体的特徴を褒める場合は、“タイプ(好み)”だと伝えています。これなら仮にコンプレックスを抱える特徴だったとしても、個人の思いを伝えているだけなので反感は持たれにくい(胸やお尻など性的な特徴はその限りではないw)。
少し話は逸れますが、私は、相手を魅了するナンパをしたいと思っています。 ゲット 後に恋愛感情を持たれたい。ナンパ特有の短時間での体の関係は、単に割り切りだと思わせるのではなく、魅了によって”運命的出会い”だと思わせたい。
案件は、私の腕の中で「また会いてぇ」という言葉を口にした。
ナンパ師冥利に尽きる言葉だ。相手を魅了することができたという実感が湧いてくる。
「即から始まる恋」はあったのだ。恋愛感情を持たれるのにどれだけ時間を費やしたかは問題ではなかった。魅了さえできていれば即で良かったのだ。いや、むしろ、出会い~魅了~即の流れがスピーディであるほど、相手を強く惹きつけていた。
そして、複数の関係を並行し、その中からベストパートナーを選びたい。ナンパを効率的な出会い方にまで昇華させたいのだ。
だから、第一印象(声かけ時の言葉選び、外見、所作)から相手の心を揺さぶれるよう、日々研鑽しています。
スポンサーリンク
「キャッチやスカウトではなく、ナンパなんですけど。」
案件は声かけの反応に乏しく、俯き歩くままだったのでかけた2声目です。
福岡や熊本など、比較的大きな繁華街ではキャッチやスカウトとよく間違われたため、早めにこのセリフを伝えていました。この案件もそうですが、ナンパ目的=拒絶反応といったことは特にありませんでした。
「30タイルだけお話ししたいんですけど。」
第3声。この発言は、つきまとう意思がないことを伝え、警戒心を緩和させる目的です。「30タイルだけ~」の部分は本通が石畳だったためで、「ちょっとだけ~」の意味ですが、仮想敵と少しでも差別化を図りたいと思い、ユーモアとリアリティを創出してみました。
「今から友達と飲み会なのか。なら、その後に私も飲もっか。」
直近の予定を崩すのは難しそうだったので、「私と2次会」打診。いきなりなので十中八九断られますが、早めに「何の誘いなのか」を伝えておかないと、相手は話が見えぬままでストレスを感じてしまいます。
私は、直ぐに連れ出すのが難しそうなら一旦目的を伝えきってサクッと断られます。聞き分けの良さを見せることで相手の警戒心と緊張を緩ませます(もし打診が通ったなら、相手は 即系 か強請りでしょう)。
「飲み会の後も用事があるので。」
「なら、明日は?」
すかさず代替案を出し、粘ります。これに少しでも前向きな反応があれば交渉を重ね、アポや番ゲに繋げます。連れ出し打診を先に振っておくことで、続くアポ打診や番ゲ打診が相対的に小さな要求のように感じられ、承諾率は上がります(譲歩的要請法)。
「明日も用事があるので。」
「いつも忙しいですよね?大統領並のスケジュールですよね?」
切り返し。 オープン するまで「質問→返事」の流れが続くので、機嫌を損ねないよう相手を肯定し続けるのが無難。それだけではなく、ユーモアや大きめのリアクションを交えて、居心地の良い人だと思われるよう努める。
「はい。大統領なんで実は。」
「てか、下向いて全然こっち見てくれないスよね。100円玉探しながら歩いてるんですか?」
相手の 食いつき が感じられないならさっさと話題を変え、会話が途切れて沈黙になるのを回避する。
オープンする前に沈黙が訪れると、相手はしっかりと断ってくる。なので、次の話題が思い浮かばなくても ルーティーン を駆使するなどして会話を途切れさせないことが大事(ルーティーン使用中に次の話題を思いつくこともある)。
「そうですね、お金落ちてたらいいな~と思ってw」
「どんなけ金欠なんすかw」
ツッコミを入れ、親近感を演出。同じ目線の高さで言い合える雰囲気を目指します。
「安そうなビニール傘なんか買って。」
金欠の流れで持ち物イジリ。先に大統領で持ち上げているので、今度は貧乏人のレッテルを貼って落とします。両方の反応を知ることで相手の自尊心の高さを測り、それに応じた対応で徐々に主導権を握っていきます。自尊心が普通の場合は、間をとって「貧しい国の大統領」設定で話を進めますw
「でもほら、オソロなんすよ。珍しくないですか?」
宮島で買ったビニ傘を見せ、2人に共通点があることを伝える。
女性は男性よりも”偶然の一致”に感動する傾向がある。その効果は侮れず、ただそれだけで打診の理由になるくらいだ(例:靴の柄一緒だよね。だからカフェ行こう?※なお、本人調べw)。なので、共通点はアピールした方がいい。
「結構よくありますよw」
「www なかなかクールですね。」
相手の雰囲気を褒める。これが刺さったのか、照れて私をあしらう言葉を忘れている。褒めが有効のようだ。
「ポニーテールもいい感じですよね。黄金比を知っている感じですよね。」
今度は相手のセンスと知識を褒める。細かい箇所にも気づいていることをアピール。
ここで、お互い目を合わせて話すようになる。案件から笑みがこぼれ警戒心が和らいでいるのがわかる。
「で、男友達と呑むんだっけ?」
ここで唐突に本題に戻る。しかしその声は低く、相手の目を見据え、 ノンバーバルコミュニケーション で「打ち明けて欲しい」と訴えている。すると案件は私の振れ幅に気圧されたのか、「実は今日は会社の飲み会なんです。」と自己開示し、オープン。
「気ぃ張る感じのやつやねw。じゃあその後私と気張らずに呑むかw」
「いやぁ、帰りますw」
「真面目っすねw」
相手の素気ない態度を、今度はやや揶揄いの意図を込めて評してみる。しかし、先ほどの”クール”ほど反応はなかった。
「はぁい、家に夫が居るので・・・」
「そっかぁ・・・それは面白くないなぁw」
唇を尖らせ、同情を誘う。情に流されやすい女性ならここで、「○○(日時)なら大丈夫なんですけどねぇ。」などとヒントをくれることがある。
・・・が、反応変わらずw
これ以上のアプローチは暖簾に腕押しだと感じたので、こちらも自己開示し、話を聞いてもらいながら心変わりを待つ。そして、話し終えた後に少しの間を取り、相手からの代替案を待つ・・・!
・
・・
・・・
・・・が、来ずwww
それどころか、「他にもいっぱい可愛い(※)・・・。私以外にいますから。」と、追い打ちのひと言w
(※)この言い間違えに、案件は「自分は可愛い」と認識していることが窺えます。日本の女性が日常生活の中で自意識の高さを漏らすことはまず無く(同性間で口走りでもすればたちまち目をつけられてしまう)、この言い間違えはナンパという非日常が起こした貴重な瞬間だと思います。そして、私に1人のオンナとして向き合ってくれていたのだな、と感じます。
この発言はよくある断り文句の1つで、切り返し方次第では再度交渉のテーブルに着けたのかもしれませんが、案件の固さに尻込みしたのと、案件の目的地付近に到着したのとで、無念の放流となりましたw
反省点。
立ち止め打診をしていない。
会話中、確実に立ち止められるタイミングが無かったとはいえ、相手の目的地に迫っているのだからどこかで立ち止め打診をするべきだった。
教訓。
崩しにくそうな相手だなと感じたら、その時点で立ち止め打診し、情熱的に気持ちを伝え、断られたらいさぎよく次に行く。今回のように案件が多い場所ならそれは 損切り になるはずだ。
ダラダラと会話を続け、相手からの立ち止まりに期待しないこと。拒否を恐れず、打診で魅せよ。
敗北すら主体的であれ。そして、希望を持ってまた立ち上がろう。
ナンパはまず失敗が前提にあり、その反省から得た学びで類似の失敗を回避し、成功(即)へと近づいていきます。(それはまるで、プレイヤー自身の知識と経験で、先の見えないダンジョンに挑み続けるゲームのようです。)
スポンサーリンク
———————————————————
あなたのエ一ルが私のモチベ一ションを支えています。ひと揉みお願いします♪
コメント、コンタクト、リンクもお待ちしております♪