旅ナンパ九州編11日目帰途<広島市>4/5

※この記事は、旅ナンパ九州編11日目帰途<広島県>3/5の続きとなります。

 前回のハイライト
 20時の広島市本通ほんどおり。足を痛め歩くことすら困難になっていた錬は、人や乗り物を待つ「○○待ち」 案件 にのみ 声かけ をしていた。そんな中、偶然目の前で立ち止まったリクルートスーツ姿の女性に声をかけると、すんなり オープン 。反応は良く、あっさりと 連れ出し に成功する。しかし、案件には厳しい門限があり、30分後には 放流 しなければならなかった。

 並行トーク で”2人の距離”と”タイムアップ”が同時に近づく。錬は、 弾丸即 を狙うことにした。

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私は普段、 るまでに約2~3時間掛かっている。

即にかかるおおよその時間の図解

それを弾丸即、それも30分以内で狙うとなると最初から個室に連れ出さないと間に合わない。

今は「一緒に立ち食いそばを食べる」名目で連れ出し中だがだお店は決まっておらず、5分ほど並行トークしながら探している状況だ。幸いにも会話は弾み、個室があれば「ここで2人きりで話そう」と自然に誘えるくらいの ラポール は築かれていた。

しかし、案件の希望で”人目のつかない道”を歩いているため、建物の背中ばかりが目立ち個室どころか飲食店すら見つけられなかった。
夜の路地裏を歩く男女

こうなれば仕方がない。この道を歩きながらまるで個室にいるかのような雰囲気ムードを作り 仕上げ ていこう。そして、仕上がればタクシーで 搬送 しよう。

仕掛ける。

「人目につかない場所なら手をつないで歩いても問題ないよね?」

そう言って案件の手を掴む。 ハンドテスト だ。

拒否 グダ なし。通る―――。

そのまま グリップテスト へ。握り返してくれば、ストレートにH打診しよう。

沈黙を作り、やや上を見て歩きながら、

 

グッ、

 

グッ、

 

グッ。

 

そして重ねた手のひらに意識を集中させる。

 

握り返しは―――、

 

ない―――。
冬ソナハズレリーチ

案件は恥じらってはいるものの、その屈託のない笑顔からは官能的エロスよりも精神的プラトニックな感覚を引き出しているように思えた。

無理もない。性的セクシャルな会話は何もしていないのだ。

なので、案件の性的欲求を引き出すために恋愛遍歴を訊き、エロトークへと掘り下げていく。

「最後に彼氏と手をつないだのはいつ?」

「彼氏はいません。最近別れました。」

「へぇ。未練はあるの?」

「バリバリある。」

 

なら、

忘れさせてやるよ―――

 

 

そう言って壁ドン。・・・するシーンが脳裏に浮かんだ。

だが、実際には行動に移せなかった。なぜなら、今そうしてもH打診として伝わらない可能性があると思ったからだ。このひと言はもっと大人アダルトな雰囲気になった時に、案件の頷き1つでHを確定させる”決め台詞ゼリフ“として使いたい。

では、その瞬間はいつやってくる?この道で個室の雰囲気になるのは果たして何分後だ?

そう考えた時、いっそ言ってしまえば良かったのかもしれない、と思った。例えば、『今日だけ・・・・、忘れさせてやるよ。』という具合に少し言葉を変えるなどして。

そんな葛藤かっとうも覚えながら更に5分歩き、残り15分。ここでようやくエロトークを展開し、案件から浮気話や個室H体験談を引き出す

しかし、卑猥ひわい言葉ワードを操り性的興奮に訴えかけようとすればするほど、案件の表情から笑みが消えていくのがわかった。案件も同じワードを使って受け答えしているが、特にはにかむ様子もなく、どこか「他人事ひとごとだった。

場所が悪いため雰囲気が高まらないせいもあるが、そもそも根本的にラポールが足りておらず性の対象として意識させられていないのだ。
くっ!ラポールが足りない!

では、どうすればいい?

思うに、このラポール不足は会話の質(加点や減点)や量の問題ではなく、単に”一緒に過ごす時間が少ない”ことが原因だろう。とはいえ、和み直している時間などない。今はこの手つなぎから性的興奮を高めさせ ゲット に導くしか方法はないのだ。

エロトーク敢行。

すると、ここで初めて「私、帰りますよ?」と案件の口から否定的ネガティブな言葉が漏れる。

漂う不穏な空気。さりとて別段立ち止まるわけでもなく、相変わらず帰り道の逆方向を歩いている。

これはきっと「形式グダ」だ。そう思い、気にせず ギラ ついていく。

すると突然、

「やっぱヤリモクなのかなぁ?!」

と強い口調でツッコミが入り、意表を突かれた私は思わず言葉に詰まってしまった。

マズイ(´・ω・`)。露骨で性急だったか。

怪訝けげんな表情を見せる案件。この反応を無視すればここまで築いたラポールすら失いかねない。

ラポール不足のフェーズシフトが招いた「進退両難」の事態。「何とかして挽回せねば」と思うも一触即発の状況に身がすくんでしまい、その思いだけがグルグルと脳内を駆け巡るのだった。

そして私の脳味噌シングルコア過熱状態オーバーヒートに陥り、錯乱パニック寸前


↑脳内の様子w

こちらからナンパしているにもかかわらずどうすれば良いのか分からなくなり、さっさと放流して逃げ帰りたい気持ちにwそして、あろうことか「ここが地元なら手際良く決めてんノニー!」と言い訳までし始める始末w

いやいや、ここでパニクってどうする私。残すはH クロージング のみなんだ。

そう、この土壇場こそ正念場・・・!やりきるしかないんだ!

なんとか自我を保ち、案件の手を引いて歩きだす。

(個室に入りさえすれば雰囲気は変わるはずだ・・・。)そう信じて向かった先は本通。するとすぐに個室は見つかった。

「ここにしよう。」

返事を待たずに店内に足を踏み入れる。

が、グイッとソッコーで引き戻されるw

「だから人通りが多い場所はちょっと・・・。」

グダw

(´;ω;`)

 

「いいから来いよ!フラフラと付いて来たんだろ?」

 

そう叫んで”手を引っ張り返せ”・・・と、私にむ魔物がささやく。

だが、そんなことできるはずがない。“即後のキープ→パートナー化に臨む身(リンク:旅ナンパ九州編10日目帰途<福岡県>)として、たとえナンパスポットの G.T で出会っていたとしても パワーギラ は許されない。

喧騒の中、無言で向き合う2人。真顔も可愛いな、とふと思う。ただ、この表情が純粋な笑顔に戻ることはもうないだろう。

2人の間には、”立ち食いそばを食べて帰る”という建前だけが残されていた。

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お手上げだった。

食いつきは下降線を辿り始めたが、それを挽回する術はもう持たなかった。・・・というより、後腐れのない出会いでは女は1度下げた食いつきを改めない(減点方式)ので、手の施しようがないのだ。

つまり、実質今が食いつきの最高潮ピークとなる。だから、今H打診しなければならない。

こんな中途半端な食いつきでは通らないだろう。それでも、先延ばしして打診のタイミングを失ってしまうよりはマシだ。女は打診のタイミングを逃がす男に幻滅する。打診は熱いうちにするのが鉄則なのだ。

だから、せめてナンパ師の矜持きょうじとして最後まで野生的ワイルドモテを演じきり、潔く”フラれて”終わろう。

しかし。

「それなら!違う場所・・・んか??

と、自分でもよくわからないことを言ってしまうw


↑脳内の様子w

「えっ?w」

 

■旅ナンパ九州編11日目帰途<広島県>5/5 へ続く―――。

 

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