旅ナンパ九州編9日目中盤<福岡県3>天神

今回、案件には終電縛りがあるので1軒目で 仕上げ たかった。そうなると、ここぞの場面で ギラ つくことができる”個室”が望ましい。ただ、出会ったばかりの状況で個室を打診するのは程度の差こそあれ、グダを引き出すのは目に見えていた。

看板の前で打診する手もあった。しかし、それではグダは崩せないだろうと直感的に判断した。他の居酒屋の選択肢がある中で、案件にとって敢えて個室を選択する理由なんてないからだ。

だから敢えて打診せず平然と進んだ。それしか思い浮かばなかった。そして歩きながら、個室打診で一番説得力を持たせられるタイミングを見計らっていた。

ビルのエレベーターを待っていると、呼び込みの格好をしたお兄さんが1人駆け込んできた。ドアが開き、ほぼ同時に足を踏み入れると彼は進んでボタン前に移動し、「何階ですか?」と訊ねてきた。

私「飛び込みで居酒屋探しているんですけど、4階から上に順番にあたっていくつもりですw」

と返すと、呼び込みが言った。

呼込「オレ4階と5階担当してんスけど、今日はずっと満席で・・・(>_<)」

・・・ちーん(´-ω-`)。

仕方ない。6階か7階で手を打つしかない。6階ボタンを押してもらい、5階で彼を見送る。

そして、6階到着。

満席。

7階へ移動。

到着。

満席。

(´;ω;`)ウッ。

失意の中、他の居酒屋を探すためエレベーターの1階ボタンを押すと、5階でまた呼び込みの彼が乗ってきた。そして私を見るなり、「あっ。」と声を漏らす。

そして、神の一言。

呼込「ちょうど今5階で1部屋空きそうなんスけど、どうっスか?」

もちろん私は「お願いします!」と即答。案件はこの階が個室なことに気づいていたが、満席続きの状況を察してか特に何も言わなかった。

てなわけで、

―――個室確定! (∩´∀`)∩ ッシャーッ!!

時刻は21時半。ゲットまで一刻の猶予もない。しかし、綱渡りのような展開ながら出会って30分で個室居酒屋に連れ出せたことを考えると、運には見放されていないようだ。

攻略本がないこのゲーム。無事クリアできますようにと、私はナンパの神様に小さく祈りを捧げた。

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私はお店の前で靴を脱ぎながら、ゲットまでの流れをイメージしていた
天神のデートコース
(↑天神3日目ともなると、マップをイメージできるようになっていました♪)

案件が終電時間までOKだとすると、一緒に過ごせる時間はジャスト2時間。この2時間の中で案件を仕上げ、 LH で一緒に過ごし、無事に帰さなくてはならない。

その中で、昨日(リンク:旅ナンパ九州編8日目<熊本県2>)の ウッディ さんの助言である

ウッディさん
天神から歩いて行けるLHは今泉にあります。でも明日は週末で早い時間に埋まっちゃうんで、時間配分気を付けたほうがいいですよ。

を加味すると、LHインは早めに済ませたい。むしろ、先にLHインを済ませてから仕上げにかかったほうがいいのかもしれない。

頭の中でシミュレーションが交錯する。しかし、何が最良の選択肢なのかはわからない。流れの中で臨機応変に対応していくしかない。

脱いだ靴を下駄箱の最上段に入れると、案件は自分の靴を持ってうろうろしていた。他に入れる場所がないようだ。私は案件のスニーカーを受け取ると、自分の靴の隣に並べた。

その時チラッと靴底が見えた。かかとだけが妙にすり減っている。雨の日に履いていたら中まで染みてきそうだ。全体的にこざっぱりとした印象だったので、意外な発見だった。

店員「こちらへどうぞ。」

店員に案内されて、部屋の前へ。先に案件に入ってもらうと、案件は部屋の奥の壁側で荷物を置き、腰を下ろした。

明るい室内で改めて案件の手さげバッグを見ると、こちらも使い込んでいるように思えた。
荷物だらけのかばん

思い出せば並行トーク中、案件がダブルワーカーであることや、今日買った服がファストファッションのセール品だということを聞いていた。

きっとお金と時間に余裕のない生活を送っているのだろう。その鬱憤はどこかに溜まっているはずだ。それが靴やかばんの粗雑さといった外見上の目の届きにくい部分に「心の隙」となって現れてきている。(そしてこの状態は 即系 であることを示唆している。)

しかし、その心の隙は態度にまでは表れていなかった。ただ、これは保育士という仕事柄、常に他者(子供から親にまで)に気を配るうちに、自身の鬱憤に対し、顧みないようになったか、無自覚なだけの状態に陥ってしまったのかもしれない。

それとも、同棲中の彼氏との生活が満たされていて、鬱憤など溜まってはいないのか?

 

 

・・

 

・・・では、なぜ私についてきているのだ?

わからない。ただ、この矛盾にも似た行動の中に真意が潜んでいるのに変わりはない。ここにどう触れるかが攻略のカギとなるはずだ。

普段の私なら核心に迫る話は自然な会話の流れで触れるのだが、今日はその時間がない。

ならばもう、最初からこの話題でいこう。今日はとことん正面突破フロントアプローチだ。

ここで早速 ルーティーン を使う。

私「対面座席は面接みたいでイヤなんだよね。」

そう言うと私は、やや申し訳なさそうな表情を浮かべながらも、勢いよく案件の隣に腰を下ろし、壁にもたれかかった。

案件は目を丸くしていた。

 

だが、拒否はなかった。

・・・やはり、即の目は、ある。

すかさずドリンクのメニューを開き、2人の間に置く。物理的な距離だけではなく精神的な距離も詰められるよう、私は楽しげに振る舞った。そして、隣同士の雰囲気が馴染んできたところでお互いドリンクを注文する。

ドリンクと突き出し(お通し)が来て、乾杯。私はジョッキをあおり、ドンとテーブルに置く。その音はさながら戦闘開始の合図のようだった。
天神の個室居酒屋店内
(ちなみに「対面座席は面接みたいでイヤなんだよね。」ルーティーンはまだ断られたことがありません(*´▽`*))

ジョッキに映る自分の顔。その目を見つめて1つ大きく息を吐き、自問する。

さあ。錬よ、わかっているな?

目的はあくまで即だ。案件が「私についてきた理由」を究明することではない。

確かに、「私についてきた理由」の中に攻略のカギはあるはずだ。だが、それを直接訊いてはいけない。

直接訊いたところで、案件は決して本音を口に出さず、曖昧な言葉やニュアンスの中に本音を含ませて逆に私を試してくるだけだ。相手の語り口から IOI を判別するのは至難の業だ。せいぜい言葉尻に惑わされて疲弊するのが関の山だろう。

そして、IOIを逃せば即は彼方へと遠ざかっていく。
女性を追うイメージ

だから、「私についてきた理由」を、私がうまくリードしながら掘り下げていかなければならない。

「私についてきた理由」=「今日、私とHしてもいい理由」となるように。

常に少し先の未来から、即という目的地までの世界線を構築しろ。

そして、案件の到着を迎えてやるのだ。
女性を待つイメージ

さあ。錬よ、

 

今まで味わった数多の辛酸と、僅かな秘密を舐めた経験をひっさげて、

 

ただ、この夜をけ。

 

2人の生き様が交わる未来を、描き切れ―――。

 

>>終盤へ続く。

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2 件のコメント

  • エルヴィン ありがとう~!そう言ってもらえると書き上げた甲斐があったわ~(*´▽`*)
    体面から横隣のルーティンは席決めの瞬間が一番効果的なタイミングやと思うし、断られてもデメリットそんな無いと思うわぁ↑↑
    選択肢の一つとして是非取り入れてみてちょ!

  • めっちゃ続きが気になりますわww
    緻密な分析もめっちゃ勉強になります。
    とりあえず対面から横隣になる時のルーティンパクらせて頂きます‎٩(*´∀`*)۶