旅ナンパ九州編9日目中盤<福岡県3>

※この記事には、序盤(リンク:旅ナンパ九州編9日目序盤<福岡県3>)があります。

 序盤のハイライト
 5日前に天神(福岡市)で 番ゲ していた スト高 JDとの アポ が決まり、錬は熊本市から3時間かけて引き返す。しかしその甲斐むなしく、 案件 はアポに友達を連れてきてしまう。結局 逆3 経験不足の錬はアポを仕切ることができず、ただの雑談会で終了。解散後、天神の街に空虚にたたずむ錬の背中を、 マジックアワー がゆっくりと染めていく。

色付く人々。その光景はまるで年度末最後の土曜日を歓迎しているかのようで、次第に熱気を帯び、やがて祭りの様相を呈した。

その喧騒が、錬の心に再び情熱を注いでいく。

そして自ずと歩きだす。

一期一会の魔法を信じて。

スポンサーリンク

18時。西通りで スト 。どの案件も反応は良く オープン はするのですが、予定 グダ ばかりで 連れ出し はできませんでした(>_<)。

2時間経過し、空腹を抑えきれなくなったため、ボッチ飯。直前の 並行トーク で良さげな水炊きのお店を教えてもらったので、そこに決めます。ストで神経がたかぶっていたため小腹を満たしたら再出撃するつもりでしたが、活気あふれる街を俯瞰しつつ料理とお酒を嗜んでいるうちに、ついつい寛いでしまいましたwしかしこれでリフレッシュすることができました (2880円)。
天神華味鳥の夜

21時。夜スト開始。メインターゲットは「夜ご飯を終えて店を出る案件」で、カラオケやバーなどの2軒目に誘う作戦です。

この時街はピークに達していて、歩行者が車道にまであふれ返っている状況。一見案件の数には困りませんが、声かけのために早足やUターンを試みると人の波に呑まれてしまい、かえってやりにくいw

それでも何とか集中力を保ちながらストを続行していると、数メートル先からこちらに向かってくる案件( スト値 5)を発見。混沌とする視界の中で、緩めのパーマをあてたショートヘアが小気味よく踊るさまに惹かれ、声かけを決意します。

ただこの状況では、スタンダードな声かけ(1度やり過ごしたあと、追い抜きざまに話しかける)をやろうとすると再接近できなくなる可能性があるので、ここは 3秒ルール を発動し、 フロントアプローチ

相手の2メートルほど前で立ち止まり、軽く呼び止める仕草を見せて話しかける。

私「こんばんは。」

しかし、案件は私を認識しながらもすれ違おうとしていた。その肩にもう1度声をかける。

私「こんばんは。ちょっと気になって。」

すると案件は歩みこそ止めなかったが、横顔で私に小さな微笑みをくれた。

その瞬間がピクチャーのように鮮明に目に焼き付けられ、反射的に体が動く。とっさに案件の後ろに入り、横に隙間ができた瞬間スッと並ぶ。

同時に案件の全身を視界に入れる。

右手には大きな手さげバッグ。そしてその中には衣服らしきものがいくつも押しこまれ、大きく膨れあがっていた。

早速それをオープナーに使ってみる。

私「こんちは。めっちゃバッグがパンパンで持ち手が窮屈そうなんですけど、もしかして、中途半端な家出ですか?」

案「いえ。笑」

私「パッと見、全部服みたいやけど。」

案「・・・あっはい笑。仕事着と今買った服です笑。」

反応は悪くない。小刻みに人の波をかわしながら、並行トークに移行する。

私「そっか。お疲れさま。週末の労働って大変だよな?」

案「ですよねー。」

私「んで、今からこの辺で私とディナーする、と。」

案「いえいえ、もう帰ります。」

私「駅に向かってる途中?」

案「はい。」

私「明日は朝から仕事?」

案「はい。」

私「なるほど。この週末の熱気のなかで平日のように過ごす人もおるわけやな。ならさ、今ここで軽く私とディナーして、一期一会ならではの会話を楽しんでみない?この街の今をつまみ食いして帰ろうよ。」

喋っている時に満腹感でゲップが出そうだったが、なんとかこらえる。

案件は私を上目遣いでジッと見つめた。怪訝な表情の中にもどこか好奇心を忍ばせているように見える。

その目を見つめかえす。

さあ、どんな ネグ を入れようか。普段の私ならそういう考えを巡らせていただろう。

だが、この時はなぜか自分でも思いがけないセリフが口から飛び出していた。

私「少なくとも私は君を見つけた瞬間、”今日、この人と思い出を作りたい”って感じた。そして、思いきって話しかけた。」

まるで告白だった。しかし、堂々とした態度とは裏腹に、私自身これは本心なのか打算( )なのか、はっきりとわかっていなかった。

ナンパは駆け引きの応酬ラリーだ。不用意に心の内をさらけ出すことで、その後の展開でマウントを取られかねない。自己開示も大切な駆け引きのツールであり、そして、自己開示が持つ返報性を以って駆け引きの中から ラポール を積み上げていかねばならない。特に今のセリフは、場の雰囲気を加速させるための”カード”だ。使いどころを誤れば、関係性の構築を放棄したことになり、相手を興ざめさせてしまうどころか、男としてのレベルまで見透かされてしまう。

しかし、それでも正面から臨んだ声かけフロントアプローチであれば、駆け引きを超越した”運命の出会い”を演出できるのではないか。そんな漠然とした動機が私をこの不可解なチャレンジに駆り立てたのだった。

幸い、案件の中で刺さる部分があったのか、今度は微笑みではなく笑顔をくれた。白い歯がこぼれ、目と頬の間に小さなえくぼができた。

ただ、ディナーの打診に返事がない。カフェやカラオケの方が有効なのだろうか?

そう感じていると、命運を分ける丁字路に差しかかった。ここを”左折”すれば目的の居酒屋だ。しかし、この方向は案件が向かっている駅とは全く関係がない。

人の波が真っ二つに分かれる中、私は案件のやや先を歩く形で、平然と左に折れた。

すると―――。

スタスタスタ・・・。

案件も後をついてくる。

――――連れ出し確定!(∩´∀`)∩ ッシャーッ!!

案件の心の内が読めなかった分、自分が受け入れられていたという喜びが一気にこみ上げてくる。そしてもっと自分のことを伝えて興味を抱かせたい衝動に駆られる。しかし、昨日(リンク:旅ナンパ九州編8日目<熊本県2>)なお吉さん のアドバイスと、つい数時間前のアポ(リンク:旅ナンパ九州編9日目序盤<福岡県3>)で得た教訓から、「自己顕示を強めるのではなく、相手に関心を抱き、その返し方で興味を抱かせる」ように努める。そうすることで相手の情報を収集しながら、手持ち札を増やしていく。

案件を気分良くさせながら情報を引き出しているさまは、さながら数時間前のアポで私を相手取ったJD2人組のようだった。

案件データ

  1. 大分県民
  2. 26歳
  3. 保育士
  4. 同棲中の彼氏のもとへ帰る途中
  5. 明朝7時からアルバイト

数分歩くと、戦いの場となる居酒屋ビルに到着。テナント看板を見ると4F~7Fの4つが居酒屋だということがわかる。私はその看板の6~7階を指差し、「ここらでご当地のものを食べよう。」と言って中へ進む。

案件も看板を見て頷く。そしてまた私のあとをついてくる。

・・

・・・よし、気づかれずに済んだ。と思った。

私が指差した看板(6階と7階)は普通の居酒屋だった。

しかし実際に向かっていたのは、4階と5階にある“完全個室”と書いた居酒屋の方だったw

(↑この看板は”完全個室”の文字が目立たないのでラッキーw)

あなたの"ひとおし"が錬のモチベを"ひとおし"しています。錬にエールを!

2 件のコメント

  • エルヴィン ありがとう~!そう言ってもらえると書き上げた甲斐があったわ~(*´▽`*)
    体面から横隣のルーティンは席決めの瞬間が一番効果的なタイミングやと思うし、断られてもデメリットそんな無いと思うわぁ↑↑
    選択肢の一つとして是非取り入れてみてちょ!

  • めっちゃ続きが気になりますわww
    緻密な分析もめっちゃ勉強になります。
    とりあえず対面から横隣になる時のルーティンパクらせて頂きます‎٩(*´∀`*)۶