この記事は、
の続きです。
私の白昼堂々のH 打診 に 案件 は暫し唖然としていたが、我に返るなり、
「いやいやいやw さすがに初対面でそんなことはできません。遠慮しておきます。」
と言った。私はそれに対し、
「初対面だろうとイイ男には体使ってでもアプローチすべきなんだけどな。」
と粘ると、
「フフ。覚えておきますね。」
と躱された。そして、
「それに私、体を許したらその人のことを好きになってしまうから、遊び半分で恋愛経験を積むことはできません。」
と釘を刺されてしまった。
これ以上粘っても 食いつき を下げるだけだと感じた私は、話題を変えて一旦仕切り直すことにした。
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H打診を断ったあとの案件は、打診前より笑顔でリラックスした様子だった。
お互い本心を打ち明けたことで打ち解けられたのかもしれない。
会話は再び岡山の話になり、
「今からもう少し岡山を堪能して帰りたいんだけど、近くに名所とかない?」
「それなら後楽園がありますよ。」
「いいね。じゃあさ、君の男性経験も兼ねて案内してよ。」
「それって、デートって意味ですか?」
「だね。」
「えっ、いいんですか!?私後楽園デートしてみたかったんですよ!」
と、上手く 和み直し ができて外 連れ出し 確定。会計を済ませて岡山駅を出る。
すると、案件はいきなり私の右腕に抱き着いてきた。
私はこの大胆さに驚いた。というのも、私はこのデートを「交際前」のものだと想定していたからだ。
しかし、案件は「交際中」のデートを想定していた。
しかも、
「フフ。イケメン♪イケメン♪」
と、どうも私を理想の彼氏像に見立てているらしいw
思ったより大きくて柔らかい胸を右腕に感じながら「桃太郎大通り」を歩く。
「知人に見られるかもよ?」
「えっ!むしろ見られたい!」
それなら、と声もイケメンボイスにしてみる。
「すごくいい~!」
刺さったようだw
17時過ぎ。後楽園に到着。すると門は閉ざされており、辺りも閑散としていた。
「あれ?おかしいな。」
「さっき“閉園のアナウンス“が園外にも流れてたじゃん。」
「えっ、気づかなかった。。」
近くにあった開園時間表を見てみると、この時期(冬場)は閉園が1時間早まるらしい。
実際に陽はもう沈みかけており、中に入れてもすぐに何も見えなくなってしまうだろう。
「おいおい、どうしてくれるんだよ。」
一昨日の ゲット で精神的に余裕があった私は、このイケメンキャラに強気なナルシストという性格を吹き込んでみた。
「いや~。ははは。。」
「罰として、キスな。」
「えっ!いや~あの~それはちょっと恥ずかしいというか。」
「早くしろよ。」
案件はモジモジしている。
私も普段演じないキャラに若干ビクついているのを隠しながら、
「できねーのならこっちでいーわ。」
と自分の頬を指さす。
案件は周囲に誰もいないのを確認した上で、頬にサッとキスしてくれた。
そして案件は、
「そうだ!岡山城ならまだ入れるかも!」
と挽回策を閃いたようだった。
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岡山城はここから目と鼻の先の距離で、
旭川に架かる月見橋を歩いて渡ると、
↑夕暮れの川面に映る岡山城が幻想的でした。
5分ほどで着いた。
しかし、こちらも正門は閉ざされていた。いや、正確には少し開いていたのだが城から出る人のためらしい。
「おいw」
「すみません。」
「まぁ、せっかく来たんだし周辺(烏城公園)でも見て回るか。」
と散策するも、城の復元工事のための基礎コンクリートと建材が広がるばかり。また、外灯も少ないので一気に暗闇に覆われてしまった。
狼狽した2人は一旦落ち着こうと、30cmほどの高さに積まれた桟木に寄り添って腰掛ける。当然、周りには誰もいない。
私は案件の肩に手を回しミディアムショートの黒髪を撫でて、意地悪そうに耳元で囁く。
「なあ。2人きりになりたくてわざとやったんだろ?それならもっと良い場所あるよ。」
「いや~偶然ですって。」
案件は項垂れた様子で両手を内股に挟んでいる。その姿からは落胆と緊張が同居しているように見える。
一瞬、ここはH クロージング のチャンスかと思ったが、真っ暗闇と吹きさらしの状況で集中できなかったため、断念。
烏城公園を出て、街の明かりに包まれた時、
「あの~、良かったら今日のお礼とお詫びに夜ご飯奢らせてください。」
と案件からの逆打診。どうやら今日のグダグダデートに責任を感じていたようだ。
私は一期一会そのものを楽しんでいるので全く気にしていなかったが、その言葉に甘えることにした。
「お酒呑んでもいい?」
「良いですよ。私も呑みます!」
「帰りは大丈夫なん?」
「はい。終電に間に合えば。」
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岡山駅に戻る道すがら居酒屋探し。案件は相変わらず当り障りのない話ばかりしていたが、急に私の前を走りだしてショーウインドウを覗き込んでみたり、そのまま私に追い抜かれて急いで追いついてきたりと楽しそうにしていた。
そして居酒屋イン。食事とお酒と雑談を楽しみながら、
「2つの質問に答えるだけで70%の確率で当たる性格診断あるんだけど、やる?」
と心理テストを勧めてみると、
「やります~!」
との返事。心理テスト好きの女性は本当に多い。
ただしこれは、「エニアグラム」というコミュニケーションツールをナンパに応用したもの。当たると、相手を楽しませながらホットリーディングとコールドリーディングを同時に行える優れモノだ。
私は無事案件の性格タイプを言い当て、今日のデートを絡めて相手の性格の長所と短所を分析し説明する。
結構真面目な話になったが案件は聞き入ってくれた。
21時。店を出て外を並んで歩く。
「う~やっぱり外は冷えるな~。温かい風呂に入りてーよなー。」
と言って隣を見ると案件はおらず、振り返ると5mほど後ろで立ち止まっていた。
目が合うなり、
「いいよ!ワリキリなら!」
「ワリキリ?」
「行ってもいいよ!」
「あ、ホテル?」
「うん!」
とまたも案件からの逆打診。ここでも案件の大胆さに内心驚いたが、私は、
「んじゃ、そうしよーぜ!」
と努めて軽い返事をした。
すると、案件は地味なパンプスを精一杯鳴らして駆け寄り、また私の右腕に抱き着いて、
「楽しい~!」
と叫んだ。
その声が周りの建物に反響し、前を歩く人の何人かが振り返った。
そこから2人で LH 探し。しかし、岡山駅周辺でLHが見当たらなかったのでビジホ探しに。
その途中、
「今までさぞモテてきたんでしょうね?」
と訊かれたので、
「まぁね。」
と軽く答えておきながら、
違うよ。断られて断られて、それでも諦めなかったから今の私がいるんだ。
と心の中で呟いた。(リンク:暗闇の道化師)
そして、ビジホイン。
↑ビジホから見る案件の頭とイルミネーション
時間をかけたHで無事案件を性に目覚めさせるw(リンク:旅ナンパ中国四国編6日目前編<岡山県2>の冒頭部分)
23時過ぎ。終電時間が迫ってきたので、部屋の出入口でお別れ。
別れ際、案件は、
「やっぱり好きになっちゃいました。」
と私の目を見つめて呟いた。
それに対し私は、
「私は冷めたよ。君がその日のうちに体を許す人だったなんて。」
と言った。
「えっ!?でもカフェの時に」
「”体使ってでも初対面でアプローチすべき時がある”って言ってましたよね。」と言いかけたその口を、私の口で塞いだ。
口を離して見つめ合うと案件は何も反論してこなかった。
「今日は楽しかったよ。ありがとう。」
「こちらこそありがとうございました。明日、気をつけて帰ってくださいね。」
丁寧なお辞儀をして踵を返す彼女。天使の輪がフワリと踊る。
その時、ほのかに桃の香りがした。
RESULT
岡山市: 昼スト 12 声かけ 1 連れ出し 1即 静岡県民
出費計:14241円
内訳
駐車場代(愛媛) 500円
コーヒー&軽食 420円
西讃岐なかむらうどん 370円
瀬戸中央自動車道通行料 3600円
間食 251円
イチゴと吉備団子のパフェ 1200円(600×2)
居酒屋代 0円(案件奢り)
宿泊代 8400円
歩数 20638歩
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上杉謙信さんはじめまして!コメントありがとうございます!
旅ナンパの思い出は十人十色できっと上杉さんだけの体験ができるはずです。上杉さんの旅ナンパ楽しみにしています!
どんどん記事更新していきますので、今後ともよろしくお願いします☆
はじめまして。
どこのナンパブログにもない良さが詰まりまくっていて一気に見てしまいました!自分も生きているうちに一度は旅ナンパしてみたいものです。
また更新されるのを楽しみにしています(^^)
長男さんはじめまして!コメントありがとうございます!とても励まされました!これからも興味深く見て頂けるよう自分らしいナンパをしていくので宜しくお願いします☆
はじめまして。非常に興味深く拝見してます。最近の講習や教材での金儲けナンパ師とは違い惹き付けられました。