この記事は、
の続きです。
そう思っていると、私の脳内に直接ナオトが語りかけてきた―――。
「よう、錬。福岡で大分県民 ゲット なんだってね。おめでとう。」
「でも、世界規模で考えたら1つの県なんて微々たるものだよね。」
「ねえ!この調子だと全国制覇はいつになるのかなあ!?」
「次の即報はもっと早く聞かせてね♪」
・・・い、いかんw なぜかめっちゃ煽ってくるw
などと1人で勝手な妄想をしていると、ひときわ野太い歓声が上がった。ライブが終わったようだ。
↑音声タイトル:最後まで圧倒的熱量で感謝の声援を送るドルオタ
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そして、ステージを降りた彼女たちは私の前を颯爽と駆け抜けていった。
その凛と輝く背中を追うように、私は立ち上がり、ストを始めていた。
しかし、それも束の間、突然の雨に降られる。急いで屋根のある場所に避難すると、隣に1人の女性が駆け込んできた。
グッドタイミング♪ってことで、早速声かけ。
結果は 放流 でしたが、その場の状況を生かした声かけができたので自然な オープン でした。今回のように、日常に些細な変化が起こった瞬間こそ声かけのチャンスであり、タイミングだと思います。
その時の オープナー は、「いや~降りましたね~」で十分。世間話感覚で臨めばそれが相手にも伝わり、返事をしてくれやすくなります。
また、この時周囲に人がいれば近くの数人にも聞こえるくらいがいいでしょう。たまたま一番近い場所にいるあなたに共感を求めたという体で良いと思います。
間接的に周囲を巻き込むことには2つの意味があります。1つは、自分の言動を周囲に監視させることで、案件の警戒心を和らげる効果があること。もう1つは、その場で最も共感性が高いセリフを口にすることで、無視する方がかえって周囲から不自然に見られる感じにするためです。
返事があれば、興味の矛先を案件にシフトさせ、即の流れに持っていけば良いわけです。
返事の確率は高いはずです。なぜなら、彼女たちはこういう偶発的な出会いにロマンスを感じるからです。また、 食いつき も高く、突然目の前に現れたこの男性が自分にとって何者なのかを愉しむため、会話を長続きさせようとします(※1)。
(※1)質問してきたり、その返事に対して共感や歩み寄りの姿勢を見せてきたり、など。上の添付動画はその例で、オープン早々に案件の方から質問が続いています。また、案件が手に持っていた「贈り物用のラッピングが施されたプレゼント」を誰に渡すのか訊いてみると、しれっと自分用だと答えていますw(フリーをアピールした可能性)。
なので、相互理解に努めるだけで勝手に ラポール が形成されていきます。
唯一の注意点は、最後までナンパだと明かさないのがマナーだということ。一気に醒めてしまいます。H クロージング する際も、「通り雨が今宵の2人を結びつける運命だった」ことにすれば、案件が身を任す言い訳になります。
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雨はすぐに止み、人混みに紛れゆく案件の背中を見守る。
タイミング良く始められた今日の1声かけ目。しかしまだ心構えが弱く、会話は尻ずぼみになり 連れ出し 打診できなかった。
だが、くよくよしても仕方ない。肩慣らしだと思い、数をこなして感覚を取り戻していこう。
―――そう思った矢先だった。
Prrrrr….Prrrrr…。
父親から着信。
私「・・・はい、もしもし。」
父「おい、おまえさん国民保険ちゃんと払っとるんけ?」
私「いやー今は払えんし納付延期してもらっとるけど。」
父「でもワシんとこに納付通知書来とって、おまえさん10数万円滞納しとることになっとるぞ。」
私「え、そうなん?」
父「月末にワシの口座から引き落としやから、それまでにワシに払えるんかの?」
私「な、なんとかする。ちょ、ちょっと市役所に電話して訊いてみるね。い、今忙しいし電話切るね。」
プツッ。
不測の事態に混乱する私。
(え?納付延期の申請は通ったはずだぞ?これはきっと何かの間違い・・・あっ!)
そう・・・私は思い出したのです・・・国民”年金“保険料の納付は延期しているけど、国民”健康“保険料の納付はほったらかしにしていたことを・・・。
年度末なので一括で請求が来たのでしょう。すっかり忘れてましたw
無職になって久しく、貯金もない私にはいきなり支払える金額ではありません。。
||li(つω-`。)il|| どよーん。。
ここにきて現実が私の心に重くのしかかるのでした。。
・・・帰ろう。
所持金は14198円。すでに底をつき始めている。
駐車場に戻り、料金を払って(1600円)車を走らせる。
帰り道のルートについてはほぼ無計画だった。
ただ、なんとなく今日中に本州に入っていたかった。調べてみると、今から3時間後の20時には本州の下関市に到着できそうだった。ちょうど夜飯時だし、現地でストすれば連れ出せるかもしれない。
来た時と同じ道を走っていると、今回の旅の終わりを実感し始めた。
ああ、この10日間はあっという間で常に夢中だった。私が今後に生きがいを見いだすとするならば、こういう日々をどれだけ積み重ねていくかだろう。
日没に合わせて車のオートライトが点灯した。徐々に車の往来が減り、やがて自分の車のロードノイズだけが耳に届くようになった。
・・・請求の件、どうしようw ε-(´Д`l||)ハァ…
帰ったらすぐに現金を調達せねば(>_<)。何か物を売るのが1番手っ取り早い方法だが・・・。そう考えて自分の部屋を思い出してみると、ナンパ師になってから何点か頂き物があったことを思い出した。
・・・仕方ない。これらを手放して急場を凌ごう(泣)。
そして、またどこかで働き始めないとな。とはいえ、私の経歴だとどこかで正社員になれてもきっとまた働き詰めで安い給料だろう。
働くために生きる日々に逆戻りだ。
それならいっそのことアルバイト生活も悪くない。そして自由に使える”お金”ではなく”時間”を作る。強制的にミニマリスト生活になるが、最低限いくら稼げば生き延びられるのか、残った時間で何ができるのかを知れれば、また新たな発見があるだろう。
その生活の中で旅ナンパの継続していこう。時間があれば最も安いプランを調べ、実行できる。その一部始終をブログで綴ればお金の掛からない趣味にもなるだろう。有用な情報が提供できれば収益化できて資金の足しになるかもしれない。
これは希望的観測に過ぎない。だが、これこそ私にとって最も自分らしく生きている証拠でもあるのだ。
関門トンネルを抜け(150円)、20時半に下関駅到着。ストがてら周囲を散策するも、案件はもとより人通り自体少なかった。
にしても、ふぐ料理の看板が目立つ。だんだんふぐが食べたくなってきたwてか下関を選んだ時点で内心食べたいと思ってたw
てことで、ふぐ料理店を サージング 。
そして老舗風でいい感じのお店を発見すると 3秒ルール を発動し、暖簾をくぐる。
そして、ふぐ料理を即(2900円)♪
この店もそうですが、看板に「ふぐ」を「ふく」と記載している店が多かったです。最初に見たとき、え?これって私がイメージしてるあの河豚(さかなクンの帽子)のことでいいんだよね?ってなりましたw
調べてみると、
下関など西日本では、フグの事を濁らずに「ふく」と呼ぶ場合が多い。これは、フグが「不遇」に繋がり、フクが「福」につながるからなど、諸説がある。
下関とふく―――Wikipediaより
とのことで、ひと安心(もぐもぐ)。
カウンターに座っていると、真後ろのテーブル席で大学生が3対3でコンパしていました。盛り上がっている感じではなかったので、男たちが下の階に連れションしに行っている隙に女性3人に AMOG を試みました。結果は失敗でしたが、結構和めましたw
下関は山口県で最も人口が多い市ですが、日曜の夜のせいか案件が少なかったので、店を出て寝床へ直行。
駅周辺で1番安い駐車場に車を止めることができて1人で悦に浸っていると、いざ寝る段になって傾斜があるのに気づきましたw頭より足の方が位置が高いという、逆リクライニングベッド状態で就寝することに。。チキショー!
RESULT
福岡市~下関市 2声かけ
出費 5750円(残金9548円)
歩数 12503歩
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下記のあなたのご支援が私の活動を支えています。これからも風来のナンパ師「錬」を宜しくお願いします!