この記事は、
の続きです。
11月6日(水)。仙台市。
朝9時。プライバシーシェードの隙間から差し込む光に照らされ起床。今日も晴れそうだ。
車の外に出て軽くストレッチ。
「うん。足腰の疲れはない。」
これは車内がフルフラットになり、家の布団と同じ寝心地を得られているからだ。
この仕様は今後全車に備わるべきだと思う。そうすれば車中泊だけではなく、自動運転中に横になったり災害時に役立てたりもできるはずだ。
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10時。駐車場を出て向かった先は、ニッカウヰスキー宮城峡蒸留所。(酒好きなので・・・。)
受付を済ませ、ガイドを含む1グループで蒸留所内を見学。
↑余市蒸留所との製法の違いも楽しめる。
すると、その中に20歳位のソロ 案件 を発見。早速自然を装って「素敵な場所ですよねぇ。」と 声かけ 。(女も好きなので・・・。)
案件は「ですね^^」と笑顔を向けてくれたものの、すぐにカメラのファインダーを覗き込み周囲をパシャパシャと撮り始めた。
「たくさん撮るんだね。」
「卒論用です。」
「そっか。大変だね。」
「いえ、来たい場所だったので楽しいです。」
ここで「どこから来たの?」とか「お酒は好きなの?」と訊きたくなったが、見学と撮影の邪魔をすると疎まれると思い、合間を見て和んでいく。
見学後、試飲コーナーで乾杯。1時間ほどウイスキー談義に花を咲かせる。
↑色んなウイスキーを試す案件に対し、私はずっと清涼飲料水(ドライバーのため)。バスか電車で来るべきだったw
案件は今から新川川沿いを歩くとのことで、「一緒に歩こう。」と 打診 するも「撮影に集中したい」らしく、 グダ 。
「じゃあディナーは?」と粘るも、「今夜東京に発つ」とのことでこの旅での縁はなさそう。
12時半。仙台市を気ままにドライブしていると遠方に巨大な観音像が見えたので、真下まで向かう。
↑「仙台大観音」。存在を知らなかったので、ただただ驚いた。
しかし、あと少しのところで空腹に負け飲食店へ。店の窓から像を拝みつつ煩悩を満たす。
↑昨日のボランティアで貰ったお食事券が使えてラッキー(´▽`)♪
しかし、到着が大幅に遅れてしまったため、中に入ることなく終了。
次に向かったのは、大川小学校。東日本大震災による津波で児童・教諭合わせて84人が死亡・行方不明になった場所だ。
↑この後ろにある校舎は津波被害の恐ろしさを今に遺している。
先月、大川小学校の訴訟問題で最高裁は「学校側の津波対策に過失があった」とし、遺族側の勝訴が確定した。
確かに、学校と裏山以外に何もない現在なら地震発生直後に皆で裏山に駆け上がれただろう。
しかし、当時ここに津波が押し寄せることなど誰も想定できなかった中で、教諭たちがこの判断を下せただろうか。
もし私が教諭の1人だったとしたら、地震発生から50分以内で崩落や滑落の危険性のある裏山に皆を避難させられただろうか。
逆に、もし私が被害者の親だったとしたら、誰かを責めたのだろうか。
わからない。私はただ今日の平穏に手を合わせることしかできない。
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ここは6つの商店街が連なる上に国分町という歓楽街まで続いており、丸ごとナンパスポットとなる。
ただ、昨日下見した程度の私にはさすがに広すぎるので、駅寄りの3つの商店街(下図赤枠内)の往復に留めることにした。
↑赤枠内の商店街=ハピナ名掛丁、クリスロード、マーブルロードおおまち。
平日のこの時間でも幅広い年齢層のソロ案件が行き交っている。
試しに何人かに声をかけてみたが、私の声はアーケードに響く喧騒に度々掻き消された。
これでは折角 オープン しても「頼りない」印象を与えてしまうだろう(実際、私の話を聞き返すのにウンザリした案件が急に黙って走り去ったこともあった)。
「なにか元気良くイケる オープナー はないだろうか。」
そう思いながらふと天を仰ぐと、ネオンの文字欠けが目に入った。
「ハピナ名・・・1丁?・・・これだっ!」
突如オープナーを閃き、近くにいたソロ案件に早速声かけ。
「こんばんは!ここ、“ハピナ名1丁“って言うんですかっ!?」
「・・・1丁?」
「だって、ほら。」
「ああw 名掛丁ですw」
「そうなんだw 県外から来たからわからなくて。『ヘイ!一丁お待ち!』の1丁かと思ったわw」
「なんですかそれw」
案件はそう言いつつ立ち去ったが、私なりのオープナーを見つけることができた。
このオープナーを使ってどんどん声をかけていく。すると、ほぼ全員がオープンしすんなりと和めた。
しかし、どの案件も妙に隙がなく、平日グダを崩せない。
「これが仙台風のナンパの断り方なのか?」
並行トーク で歩いてきた道を戻りながら呟く。
まあ、半分の年齢の20歳前後ばかりに声かけしているので、「歳の差グダ」が連れ出せない原因として挙げられるだろう。
だが、それだけではない。きっと見知らぬ地で気後れしている私の姿にも頼りなさを感じるのだろう。
結局、2時間経っても1人も連れ出せず。歩き疲れと空腹で 地蔵 しだしたので、 連れ出し 先候補の1つに入店し”ボッチ飯”。
↑「蔵の庄 総本店」にて、根まで美味しい「せり鍋」や三陸産「カキフライ」などを堪能(´▽`)♪
23時40分。店を出るとまだ街は生きている。HUBなどバー周辺でスト再開。
すると、終電に向かう大きな人の波が現れ、その中に20歳前後の「眼帯女子」がいた。
正面から声かけ。
「こんにちは。伊達政宗さんですか?」
「違いまーす。」
「じゃあ、綾波レイですか?」
「違いまーす。人間でーす。」
「えっ!奇遇ですね!私も人間なんですよ!記念に今から乾杯しましょう!」
「いえ。バイト終わりで疲れてて明日も学校なんで。」
今日何度この台詞を耳にしただろう。それでも ガンシカ じゃないのが救いだ。
しかし、
「そっかぁ。。」
としか言葉が出てこない。酔いと疲れで頭の回転が鈍り、話を膨らませられず、また、言葉に覇気もない。
結局、何の打診もできぬまま 放流 。そして、今日のストは終了。
24時。アーケード内のスーパー銭湯で汗を流す。
↑料金はやや高めだが、寝床となるマイカーまで徒歩数分なのが魅力。
清潔・快適なサウナはもちろん、自慢の「人工温泉露天風呂」そして「壺風呂」など様々など温浴をお楽しみいただけます。
キャビンご宿泊のお客様は無料。温浴施設のみ日帰り入浴のご利用も可能です。
26時。缶チューハイ片手に今日のストを振り返りながら、すっかり熱気が失せた道を歩く。
ネオンの文字欠けをオープナーにしたのは良かったが、それに縛られて駅に向かう人(帰る人)ばかりに声をかけてしまった。
しかも、駅は目と鼻の先。案件からすれば、平日でここまで来たらもう引き返す気分にはなれないだろう。
「明日はもう少し国分町寄りで声をかけよう。」
そう呟き、車に乗り込んで横になる。
LINEに目を通すと、一昨日 Lゲ した仙台のJDは未読のまま。
「何が『出会いに感謝ですね^^』だ。」
そう悪態を吐きつつ、「仙台きてるどー。調子はどう?」と ザオラル を唱える。
そして、そのまま眠りに就いた。
牛タン 2日目 20時〜24時 坊主
ソロ案件に困らず、年齢層も幅広いので次々に行ける。しかもめっちゃオープンするし良い反応を得ることもあった。だが、折り合わず。平日グダや私の連れ出し打診の弱さ(土地勘がないので、何か食べよう、どこかで食べようみたいなフワッとした感じ)が不利に働いた。— 旅ナンパ師 錬(REN) (@renkabane) November 7, 2019
RESULT
仙台市 20時半~24時 坊主
出費:
駐車場 700円
ウイスキー代 2750円
昼食 9円(1000円分の食事券使用)
飲料 270円
蒸気でホットアイマスク 260円
夜飯代 4818円
スーパー銭湯 1300円
缶チューハイ 239円
計 10346円
歩数:19153歩
旅ナンパ東北(南)編「6日目」仙台市3に続く
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