意味:男女の仲がとても睦まじいこと。
由縁:石川県金沢市に古くから伝わる遊び「旗源平」。
源氏と平家に分かれて旗を持ち、順番に2つのさいころを振って、出た目によって相手の旗をとり合う遊び。さいころの目全て呼び名があり、振るたびにこれを言って囃し立てる。最後に相手の最高位の”まとい”をとった方が勝ち。
用例:彼女はそこまで言いかけたが、小津が「黙秘権を主張します」「弁護士を呼べ」と連呼し始めたので、笑いながら止めてしまった。 「てめえ、自分だけ ちんちんかもかも やりやがって」と私が怒りに任せて言うと、「何のことでしょう」と小津は白を切った。森見登美彦『四畳半神話大系』より